【2025年版】新応援ファンド事業補助金<創業促進支援事業>とは?|北海道の創業補助金を解説

目次

■北海道の創業・起業を後押しする「新応援ファンド<創業促進支援事業>」

北海道では、これから創業・起業・開業を目指す方向けに、さまざまな創業支援・創業補助金制度が整備されています。その中でも、比較的申請のハードルが低く、初めての創業でもチャレンジしやすい補助制度として注目されているのが、「北海道中小企業新応援ファンド事業補助金<創業促進支援事業>」です。

この補助金は、創業初期にかかる設備や広報、店舗開設などの経費に対して、一定割合を助成する仕組みとなっており、開業支援・起業支援としても活用が期待されています。

本コラムでは、本制度の概要や補助対象経費、他の北海道の創業補助金との違いなどについて、初めての方にもわかりやすく解説します。

(2025年6月時点の情報です)

■制度の概要:創業初期の費用を最大100万円まで支援

この補助金は、北海道内で新たに事業を開始する創業者に対して、事業立ち上げに必要な費用の一部を助成するものです。

  • 補助上限額:100万円
  • 補助率:対象経費の1/2以内
  • 事業実施期間:交付決定日から1年間

地域密着型の小規模ビジネスや、これから始めたいという構想段階の事業者にとっても、比較的取り組みやすい制度設計となっています。

■どんな事業に使えるの?

対象となるのは、道内で新たに創業する個人や中小企業者です。具体的には、次のような事業に活用できます。

  • カフェやパン屋などの飲食業の開業
  • 美容室、整体院、まちの電気屋など地域密着サービスの立ち上げ
  • 地元産品を活用した食品加工・クラフト制作
  • 子育て支援、高齢者支援などの福祉系ビジネス
  • 観光向け体験プログラムやガイドサービスの提供

業種は限定されていないため、地域に根ざした事業であれば幅広く対象となります。

■どんな費用に使えるの?

補助対象となる経費は多岐にわたりますが、中でも司法書士の登記依頼費用などにも使えるという特徴があります。

★実際に使える費用例

  • 機械装置等購入費(試作目的)
    • 例:パンの試作品を焼くためのオーブン、小型ロースターなど
  • 登記費用(司法書士報酬)
    • 例:法人設立時の登記を依頼する際の専門家費用
  • 事務所や店舗の賃料
    • 創業時の拠点確保に必要な家賃
  • 内装改装費
    • 店舗の壁紙や床材の張替え、照明の設置など(※対象外の工事もあり)
  • パンフレット・名刺等の印刷費
    • 開店時の案内資料など販促物の制作
  • 広告宣伝費
    • SNS広告や自社サイト制作、地元メディアへの出稿など
  • 外注費・デザイン費・プログラム開発費
    • ロゴ作成やWeb予約システムの構築など、専門家への依頼が対象

補助率は1/2なので、たとえば「設備50万円、広報費30万円、登記費20万円=計100万円」の事業計画に対して、50万円の補助が出る形になります。

★注意点:生産用設備には使えない
この制度には一つ大きな注意点があります。それは、機械装置の購入費が「試作専用」に限られるという点です。
つまり、実際の製造・販売を目的とした設備は補助対象外です。本格的な生産体制の整備には他の補助金と組み合わせる必要があるため、自社の計画に合った制度選びが大切です。

■地域課題解決型起業支援事業補助金との違い

北海道の創業支援制度「地域課題解決型起業支援事業補助金」との違いを表にまとめました。

比較項目新応援ファンド(創業促進)地域課題解決型
補助上限額100万円200万円
条件特になし地域課題+デジタル技術活用が必要
対象経費幅広いが設備は試作限定人件費や店舗賃料も対象
実施期間交付決定日から1年間公募時期によるが半年程度

「地域課題解決型」は条件がある分、補助額が大きく、本格的なIT活用などを検討している方向け。一方で、「新応援ファンド(創業促進支援事業)」は、条件が少なくチャレンジしやすい制度として活用できます。

■まとめ:初めての創業にも心強い制度

これから創業したいけれど、「何から始めればいいかわからない」「資金の準備が不安」という方にとって、この補助金は非常に実用的な支援制度です。

  • 小さく始めたい人
  • 地元密着のビジネスを考えている人
  • 初めて補助金を申請する人

そんな方にこそ活用していただきたい制度です。

北海道で使える創業補助金一覧

こちらのページで創業・起業・開業支援制度を「北海道で使える創業補助金一覧」という形でまとめています。
北海道内で創業をお考えの方はぜひこちらもご確認下さい。

補助金申請をお考えの方は、経産省「認定支援機関」が運営する当センターへ、ぜひご相談ください

北海道補助金助成金サポートセンターでは、札幌市・苫小牧市・千歳市・恵庭市など道央地区や北海道内を中心に、自社での申請が難しい事業者に向けて各種補助金の申請サポートを行っています。

当センターを運営する株式会社OTisは、経済産業省から認定を受けた中小企業経営支援に関する認定支援機関(経営革新等支援機関)。補助金のプロが相談から申請・実績報告まで徹底サポートさせていただきます。

これまでも国や地方自治体の様々な補助金のサポート実績がありますので、支援をご希望の方や、自社でも使えるかなどご相談は、電話、公式LINE、お問合せフォームなどでご連絡ください。お待ちしています。

北海道補助金助成金サポートセンター
電話:050-3124-0901
営業時間:平日9:00~18:00
(お問合せフォームでのお問合せは24時間承ります)

ご相談・お問い合わせはこちら

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