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【2026年度】北海道賃上げ環境整備補助金(仮)|上限300万円・補助率3/4の中小企業向け補助金概要と公募前の準備ポイント

2026年度、北海道で「中小・小規模企業の生産性向上を通じた賃上げ」を支援する新補助金が出される予定です。この記事では、北海道議会可決前の現時点で分かる制度骨格(上限300万円・補助率3/4等)と、北海道ローカル補助金で起きがちな「知った時には締切が近い」を避けるための公募前準備のポイントを整理します。
※本記事は北海道の公開ページ・配付資料で確認できる範囲をもとに作成しており、確定情報は公募要領の公表後に反映します。
更新履歴等
- 2026年2月19日 初稿(北海道の公開資料ベース/議会可決前)
- 2026年3月頃 公募要領公表後:申請要件/対象経費の細目/申請方法/締切等を追記(予定)
記事ステータス
議会可決前/公募要領未公表(公募開始日未定)
本記事の扱い
北海道の公開ページ・配付資料で確認できる範囲を「暫定の制度骨格」としてお伝えし、確定情報が出次第、同一URLで更新します。
(更新予定:可決後の正式名称・要件/公募開始日・締切/対象経費の細目/賃上げ4.0%の定義 等)
はじめに:北海道ローカルの補助金はスピード勝負
北海道では、常設の創業補助金などとは別に、毎年春頃に中小企業向けの補助金が公募されることが多いのが特徴です。
昨年度は「デジタル技術導入補助金2025」、その前年は「デジタル技術導入」と「省エネ」の2種類の補助金が公募されていました。
こうした北海道ローカルの補助金は、国の大型補助金に比べて公募期間が短いことがあり、「情報を知った時には締切が近くて間に合わない」という相談が少なくありません。
一方で、補助金申請は“書類作成”以前に、次の準備が勝負になります。
- 何に投資するか(設備/販路/新商品/デジタル等)
- それで何が改善するか(時間削減/売上増/付加価値向上など)
- 見積の段取りがつくか(仕様の整理、候補先の選定、納期感の確認 など)
そのため本記事では、①現時点で分かる制度骨格と、②公募開始後に間に合わせるための準備を、順番に整理してお伝えします。

北海道賃上げ環境整備補助金(仮)の制度概要
北海道は「物価高対応緊急経済対策」として、
- 足元の物価・エネルギー高の影響緩和
- 物価上昇を上回る賃上げ環境の整備
を柱に支援を行うことを公開しています。
その中で、資料上「中小・小規模企業等の賃上げ環境整備のため、経営改善に資する経費を支援(54.1億円)」という記載が確認できます。
※本記事では便宜上、「北海道賃上げ環境整備補助金(仮)」と表記します(正式名称は資料上「北海道中小・小規模企業賃上げ環境整備等支援事業補助金(仮)」)。

制度目的と、対象となる取組
公表されている資料では、事業目的が 「中小・小規模企業の生産性向上を通じた賃上げ」 とされ、対象として次の取組等が示されています。
- デジタル技術導入
- 販路拡大
- 新商品開発
- 設備投資
補助枠(通常枠/賃上げ枠)と補助条件
| 区分 | 補助率 | 補助上限 | 賃上げ要件(資料表現) | 想定する活用 |
|---|---|---|---|---|
| 通常枠(仮称) | 1/2以内 | 200万円以内 | なし(賃上げ要件を満たさない場合はこちら) | デジタル導入/設備更新/販路拡大/新商品など幅広く |
| 賃上げ枠(仮称) | 3/4以内 | 300万円以内 | 4.0%以上の場合 | 同上。投資と賃上げをセットで進める場合に有利な枠 |
※「補助率1/2以内(3/4以内)」「補助上限200万円以内(300万円以内)」「対象:賃上げ実施企業(4.0%以上の場合)」の表現が資料上で確認できます。
※本表は議会可決前の資料に基づくものです。公募要領の公表後、申請要件/対象経費の細目/申請方法/締切等が確定し次第、内容を更新します。
→ 通常枠(1/2・200万円)があるため、賃上げは必須ではなく、賃上げ枠は上乗せ優遇として設計されていると考えられます
「賃上げが必須ではない」通常枠が用意されている
制度名に「賃上げ」が入っていても、通常枠(補助率1/2以内・上限200万円以内)が別枠で示されていることから、現時点では 賃上げは必須ではなく、賃上げ枠が優遇枠という前提で準備を進めてよいと考えます。
ここでの実務上のポイントは次の2つです。
- 通常枠:まずは投資で生産性を上げたい企業向け(賃上げの実施時期が未確定でも検討しやすい)
- 賃上げ枠:投資と賃上げをセットで進め、補助率3/4・上限300万円の優遇を取りに行く選択肢
賃上げ枠(4.0%以上)の定義は、公募要領で必ず確認する(更新対象)
賃上げ枠を狙う場合は、「4.0%」の定義が採否や事後手続きに直結するため、公募要領で次を必ず確認してください(公表後、本記事にも追記し更新します)。
- 対象賃金(基本給/手当等の扱い)
- 判定期間・判定時点(いつの賃上げを見られるか)
- 達成時期(いつまでに4.0%を満たす必要があるか)
- 未達時の扱い(返還等の有無)
昨年度(デジタル中心)からの変化:対象が広がるほど“ストーリー”が重要に
昨年度は「デジタル技術導入補助金2025」として、デジタル導入を主軸にした制度設計でした。制度の雰囲気を掴むうえで、当センターの過去記事(採択率の分析)も参考になります。
- 北海道デジタル技術導入補助金2025の採択率は51%!想定を大きく上回る結果に
https://h-hojo.jp/2025/07/23/%e5%8c%97%e6%b5%b7%e9%81%93%e3%83%87%e3%82%b8%e3%82%bf%e3%83%ab%e6%8a%80%e8%a1%93%e5%b0%8e%e5%85%a5%e8%a3%9c%e5%8a%a9%e9%87%912025%e3%81%ae%e6%8e%a1%e6%8a%9e%e7%8e%87%e3%81%af51%ef%bc%85%ef%bc%81/
一方、今年度は、対象の方向性として「新商品開発/販路拡大/設備投資/デジタル技術導入」と、より幅広い取組が示されています。
幅が広い補助金ほど、採択は“ストーリー(経営課題→投資→効果)”で差がつきやすいため、公募が始まってから慌てるより、今のうちに「何を導入して、どのように改善する投資か」を言語化しておくのが有利です。
公募前にやるべき準備ポイント(北海道ローカルは“短期戦”になりやすい)
ここからは、公募要領が出る前でも進められる準備です。公募期間が短い場合に「間に合わない」を避けるため、優先順位を付けて整理します。
①投資計画を「1枚」に落とす(最優先)
まずは、申請書の骨子になる「1枚」を作ります。
- 現状の課題(例:人手不足で処理が詰まる/受注はあるが供給が追いつかない)
- 取組内容(設備更新/デジタル導入/販路拡大/新商品開発)
- 期待効果(時間削減/原価低減/売上増/粗利改善)
→ 申請書は、この1枚(課題→投資→効果)を“文章化”していく作業です。
②見積書・カタログの取得(公募開始後だと遅れがち)
- 購入候補先から見積書とカタログ(仕様が分かる資料)を取得する
- 相見積(複数社)を取れるか、早めに当たりを付ける
- 納期感を確認する(事業実施期間内に導入・支払・稼働までできるか)
※事業実施期間は制度によって差がありますが、納期が長い設備(1年以上など)は計画自体が組みにくくなることがあるため、早めに確認しておくと安全です。
③賃金台帳等の資料整理(賃上げ枠を検討するなら先に)
- 賃上げ枠を狙う場合、賃金台帳等の提出が求められる可能性が高いため、先に整理しておきます
- 何年何月分が必要になるかは公募要領で確定しますが、「すぐ出せる状態」にしておくと短期公募でも対応しやすくなります
公募開始後に追記する項目(更新チェックリスト)
公募要領が公表され次第、以下の項目を本記事に追記し、内容を「暫定」から「確定」へ更新します。
- 公募開始日/締切/事業実施期間/実績報告(期限・様式)
- 申請方法(電子申請の有無)/提出書類(必須書類・添付書類)
- 対象経費の詳細(可/不可の線引き)/注意事項(見積条件・発注時期等)
- 審査観点(評価軸)/加点要素(該当する場合)
- 賃上げ4.0%の定義(算定対象/判定時期/未達時の扱い)
参考資料(一次情報)
本記事は、北海道が公表している一次情報(公式ページ)および、同ページ内で示されている図表(掲載画像)をもとに作成しています。議会可決後/公募要領の公表後は、公式情報に基づき内容を更新します。
- 北海道の経済対策について(経済部経済企画局経済企画課)
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kks/243015.html - 配付資料:物価高対応緊急経済対策(案)(PDF)
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/1/2/9/6/7/3/2/6/_/%E7%89%A9%E4%BE%A1%E9%AB%98%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E7%B7%8A%E6%80%A5%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AF%BE%E7%AD%96%28%E6%A1%88%29.pdf - 掲載画像:物価高対応緊急経済対策(事業者の方々)内の「中小・小規模企業の生産性向上を通じた賃上げ」
※上記画像を記事内に引用(出典:北海道)して掲載
※上記リンクはすべて(閲覧日:2026年2月19日)時点の内容です。
まとめ
本記事では、北海道議会可決前の段階で公表資料から読み取れる「北海道賃上げ環境整備補助金(仮)」の制度骨格(通常枠/賃上げ枠、補助率・上限等)と、公募前に進めておきたい準備を整理しました。
北海道ローカルの補助金は公募期間が短くなりやすいため、今のうちに「課題→投資→効果」を1枚にまとめ、見積や資料整理を進めておくことが重要です。
公募要領が公表され次第、本記事も確定情報に更新します。
補助金申請をお考えの方は、経産省「認定支援機関」が運営する当センターへ、ぜひご相談ください
北海道補助金助成金サポートセンターでは、札幌市・苫小牧市・千歳市・恵庭市など道央地区や北海道内を中心に、自社での申請が難しい事業者に向けて各種補助金の申請サポートを行っています。
当センターを運営する株式会社OTisは、経済産業省から認定を受けた中小企業経営支援に関する認定支援機関(経営革新等支援機関)。補助金のプロが相談から申請・実績報告まで徹底サポートさせていただきます。
これまでも国や地方自治体の様々な補助金のサポート実績がありますので、支援をご希望の方や、自社でも使えるかなどご相談は、電話、公式LINE、お問合せフォームなどでご連絡ください。お待ちしています。

北海道補助金助成金サポートセンター
電話:050-3124-0901
営業時間:平日9:00~18:00
(お問合せフォームでのお問合せは24時間承ります)
ご相談・お問い合わせはこちら
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■■■この記事の著者■■■
中小企業専門・補助金活用アドバイザー 矢農 誠
★経済産業省認定 経営革新等支援機関 株式会社OTis(オーティス) 経営支援室 室長/北海道補助金助成金サポートセンター センター長。
★国と北海道ローカルの補助金を得意とし、大型補助金のみならず大手コンサルが扱わない100万円単位の小規模な補助金もフォロー出来ることが強み。
★1979年生まれ、市議会議員→地場飲食店チェーン本部総務部長→現職。商工会議所認定ビジネス法務エキスパート、麻雀7段。

