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【2025年7月発表】ものづくり補助金 第19次採択結果|採択率31.8%は過去3番目の低さ

ものづくり補助金とは?制度の概要
「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(通称:ものづくり補助金)」は、中小企業の革新的な製品開発や業務プロセス改善を支援する国の補助金制度です。北海道を含む全国の中小企業が対象で、新設備の導入、新商品の製造、新分野展開などに幅広く活用されています。
第19次公募の採択結果が発表されました
2025年7月26日、ものづくり補助金第19次公募の採択結果が公表されました。
- 申請数:5,336件
- 採択数:1,698件
- 採択率:31.8%
全国の採択率は過去3番目の低さとなっており、これまでの平均採択率(50%前後)と比べても非常に厳しい結果です。なお、第17回は特別枠(オーダーメイド枠)のみの公募であるため比較対象外とすると、今回の採択率は過去2番目の低さとなります。
過去との比較|採択率の推移と今回の特徴
直近5回の公募における採択率は以下の通りです:
公募回 | 採択率 |
---|---|
第14次 | 50.8% |
第15次 | 50.2% |
第16次 | 48.8% |
第17次 | 29.4%(※特別枠のみ) |
第18次 | 35.8% |
第19次 | 31.8% |
過去の一般型公募と比較しても、今回の第19次は極めて厳しい結果でした。特に注目すべきは、申請件数が急増したわけではなく、採択件数自体が少なかったという点です。採択率が低下した直接的な要因は、件数の抑制にあると考えられます。
実際、一般型としては第1回に次いで下から2番目の採択件数であり、今回の審査の厳しさを物語っています。
採択件数の少なさは意図的?背景を読み解く
今回の第19次は、2024年度補正予算の初回募集であり、予算が特段少なかったとは考えにくい状況です。そのため、1回当たりの採択件数を意図的に絞っている可能性も指摘されています。
これはあくまで一つの見方に過ぎませんが、頻繁に公募が行われている最近の傾向を踏まえると、採択件数を抑え、公募回数を増やす運用方針があるのかもしれません。
採択率は今後どうなる?焦らず備えることの重要性
もし、年間の申請件数が一定であるならば、採択率は中長期的に一定の水準へと収束していくと考えられます。そのため、他の補助金へ焦って切り替えるよりも、ものづくり補助金に適した事業計画であれば、しっかり準備を整えて次回以降の採択を目指す方が堅実といえるでしょう。
※この見解は、北海道補助金助成金サポートセンターの読みであり、採択率の将来動向を保証するものではありません。
次回(第21次)の申請受付中|締切は10月24日
現在、第21次の公募が進行中であり、申請受付は10月3日から、締切は10月24日(木)17:00までとなっています。
制度の詳細や申請に向けたポイントについては、下記のコラムで詳しく解説しています。あわせてご覧ください
まとめ|採択傾向を読み、次回に向けた戦略を
今回の第19次は採択率31.8%という結果となり、過去でも特に厳しい公募回となりました。背景には、採択件数の抑制が影響していると見られます。次回以降も同様の傾向が続く可能性を視野に入れ、加点要件や事業計画の精度を高めた申請準備が求められます。
ものづくり補助金の詳細
今回ご紹介した「ものづくり補助金」については、別ページにて詳細をまとめています。
この補助金について詳しく知りたい方は、ぜひこちらをご覧下さい。
補助金申請をお考えの方は、経産省「認定支援機関」が運営する当センターへ、ぜひご相談ください
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